
第11回 第一印象を良くするために
新しいお客を獲得するためには、地道な、そして継続的な努力が必要である。
          お客は普通、初めての店には何となく入りにくいといわれているため、まずは来店のきっかけを作らなければならない。それには、お店の紹介パンフレット(自店の技術や営業の特長やカウンター係をはじめとするスタッフの紹介等)や、初来店時の特別サービス(試洗券、半額サービス券、記念品引換券等)の案内等を常時、用意しておくといい。これを見込客に対して郵送やポスティング、あるいは訪問して手渡しすることにより初来店のきっかけを作り、期待感を持たせるのである。
そして次は初来店時の第一印象を良くすること。『一度来店したお客を生涯の顧客に...』するために、この時のお店や担当者の第一印象と、仕上品質の良否が大きく影響することを忘れてはならない。
しかしながら、これをクリアすることは並大抵なことではない。日頃からのお店のあり方が、余程しっかりしていなければ到底不可能である。店鋪そのものの周到な管理と、そこに働く人すべての人柄が決め手となるのではなかろうか。
お店の周到な管理
【外観】
- 外壁・オーニング(テント)
 - 看板類
 - ウィンドウ
 - フロントドア
 - 駐車場・駐輪場
 - 段差(バリアフリー)
 - 照明
 
【店内】
- 天井・壁・床
 - ディスプレイ
 - 価格表
 - 保管
 - カウンター
 - レジスター
 - 照明
 
【従業員】
- 服装
 - 態度(動作)
 - 言葉遣い
 - スマイル
 - 女性のメイク
 
【その他】
- シンボルマーク
 - ロゴ
 - キャッチフレーズ
 
項目ごとの詳しい説明は別の機会に譲るとして、ここに列挙された各項について、それぞれ検討して万全を期していただきたい。