年頭所感

日本クリーニング生産性協議会

理事長 西川 芳雄

西川理事長

 明けましておめでとうございます。

 2008年のリーマンショック以降の金融緩和、そして2020年のコロナ禍を契機に世界的インフレが進み、日本も2022年からインフレ社会に入りました。JCPCではこれに対応するため、インフレ適応、ブランディング、人材成長をテーマに学びを深めてきました。現在、インフレは一服しつつありますが、会員企業はこの数年で独自の対応力を培ってこられたと考えています。

 一方で、2022年11月のChatGPT公開を起点に“AI革命”が急速に進展しています。AIは産業構造、価値観、働き方を根本から変える可能性があり、未経験の領域を進む私たちにとって「学び続ける姿勢」が不可欠です。技術を理解し、未来をイメージしなければ、気づかぬうちに取り残される危険すらあります。

 2026年度は、AIの技術活用にとどまらず、経営理念、投資、雇用、人材育成、生産性、マーケティングなど、経営全体をAI社会の視点で再構築する学びを深めます。また、2027年名古屋IDC国際会議の成功に向け、組織力の強化と若手の活躍を推進します。

 JCPCは2026年度、AI社会における新たなる価値の創造を会員企業と共に歩みます。

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