新年あけましておめでとうございます。

　旧年中は、日本産業機械工業会 業務用洗濯機部会の活動に多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございました。

　昨年は、大阪万博や世界陸上などの大型イベントの日本開催により、訪日外国人観光客数が大幅に増加しました。日本の魅力が海外に広く認知され、今後も経済を支える大きな柱となることを期待しております。一方で、交通インフラや宿泊施設の地域格差が課題として取り上げられています。当部会では、安定した高品質の寝具やタオルの供給を支える洗濯・仕上げ設備の提供を通じて、こうした課題解決に貢献してまいります。

　しかしながら、円安やエネルギーコスト、人件費の高騰により、日本のインフレ率は高止まりしています。さらに、少子高齢化による労働人口の減少、温暖化による作業環境の悪化、度重なる自然災害など、企業を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。

　こうした状況下で、ユーザーの皆様から寄せられる省エネ・省力化のニーズに応えるため、機器単体の性能向上はもちろん、入荷から出荷までの工場全体工程に対し、AIをはじめとする先端技術を活用した自動化・省人化システム、効率的な節水や排熱再利用の仕組みをご提案し、効果的な解決に努めてまいります。

　併せて、製品やシステムに関する安全・衛生の国際規格を研究し、安心してご使用いただける取り組みも継続して進めてまいります。

　最後になりましたが、皆様の一層のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。