
一般社団法人 日本リネンサプライ協会
会長 堀井 正隆
明けましておめでとうございます。旧年中は、日本リネンサプライ協会への格別のご支援・ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、昨年は、世界から注目を集める「大阪・関西万博」が開催され、日本全体が大きな活気に包まれました。会期となる4月から10月までの184日間は、全国的にホテル稼働率が高水準で推移し、リネンサプライ業界にとっても追い風となる一年であったと感じております。
また、私は、昨年6月に開催されました通常総会において、協会会長として2期目を務めさせていただくことになりました。引き続き、よろしくお願いいたします。
現在、「技能実習制度の廃止」という大きな制度転換期を迎えています。当協会では、リネンサプライ業が特定技能制度への分野追加を認められ、育成就労制度へ移行できるようにするため、制度設計等を進めているところです。業界が継続的に外国人労働力を確保し、更なる発展を遂げられるよう、引き続き、協会として、総力を挙げて尽力してまいります。
また、協会では、2024年6月に、ミッション(協会の存在理由)「全協会員が研鑽し、更なるリネンサプライ業の価値向上をめざす」、ビジョン(協会が目指す中長期)「お客様のパートナーとして観光立国日本を支える柱となる」、バリュー(ビジョン達成のための行動指針)「お客様との相互理解」「品質と安定供給」「サステナビリティ」からなる協会理念を策定しました。
今年は、具体的な行動指針であるバリューの実践を推し進めていきたいと思っています。特に「サステナビリティ」は、今後の生産人口減少が確実視される日本において、観光立国を支える上で不可欠な観点です。「従業員の労働環境・待遇・やりがいの向上」「コンプライアンスの遵守」「省エネを含む環境対応」など、社会的責任を果たしながら成長し続けることが、リネンサプライ業の価値向上につながるものと考えております。リネンサプライ業が日本にとって不可欠な産業として広く認知されるよう、そして他業界に負けない待遇ややりがいを創り出せるよう、協会員一同で研鑽を重ね、更なる価値向上を目指していきたいと考えております。
皆様には、引き続き、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
