年頭所感

かなめ流通グループ

代表 船木 春男

船木代表

 謹んで新春の祝詞を申し上げます。昨年は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年はコロナも終息に向かい、様々な事が従来の形に戻りつつありました。しかし、コロナ前と同じようなやり方では通用しない事も多々発生しております。その昨年は新時代の幕開けで、2024年も変革・革新という事を常に考えていく必要がありそうです。

 今巷では「DX=デジタルトランスフォーメーション」と呼ばれる人々の生活をより良い物へと変革させる概念が求められています。ビジネスの変革を迅速に実現出来るデジタル企業の実現を目的としています。

 身近なところでは、タクシー配車サービス、オンラインスクール、スマート家電、テレワーク、無人店舗、フードデリバリーサービス、モバイルオーダー等々。DXはデジタル技術の発達に伴い人々の生活に良い影響を与えていくものであり、クリーニング業界においては、市場ニーズに合ったサービスの提供やこれからの未来のビジネスモデルの構築に対して、企業間の競争強化につながる意味合いも持つでしょう。

 クリーニング受付無人化、無人引渡し、工場のロボット化などがDX化の先駆けとなるのでしょうか。クリーニング業界のDX化により、今まで想像出来なかった業界を夢見ています。

 一方、2024年に特に懸念される事柄に、物流・運送業界の「2024年問題」があります。

 働き方改革によりドライバーの労働時間が制限され、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離で物が運べなくなる事です。違反すれば労基法違反で罰則も課せられるようです。今までの「朝出せば明日届く」という概念が、ひと昔前の事となりそうです。このように、様々な場面で〝今まで通り〟が通用しない新時代に適応していかなければと思います。

 クリーニング業界は従来のビジネスモデルが大きく崩れ、今のままでは利益の出にくい環境となっています。現代に存続できるビジネスモデルの構築が急務となる中、かなめ流通グループが先駆けとなり、業界に良い影響を与えられるよう精進して行く所存です。今年も何卒宜しくお願い申し上げますとともに、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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