日本公庫の景気動向等調査結果(2023年1~3月期)

日本政策金融公庫は2023年1~3月期の生活衛生関係営業の景気動向等調査結果を発表した。

2023年3月上旬に生活衛生関係営業の9業種3,290企業を対象に行われ、有効回答のうちクリーニング業は259企業。クリーニング業について、その結果をみてみたい。

業況判断DI
業況判断DI ▲52.5
売上DI ▲34.7
採算DI ▲45.9
利用客数DI ▲47.1
客単価DI ▲31.7
  • 業況判断DI=前期対比「業況好転」企業割合-「業況悪化」企業割合
  • 売上DI=前年同期対比「売上増加」企業割合-「売上減少」企業割合
  • 採算DI=当該期「黒字」企業割合-「赤字」企業割合
  • 利用客数DI=前年同期対比「利用客数増加」企業割合-「利用客数減少」企業割合
  • 客単価DI=前年同期対比「客単価上昇」企業割合-「客単価低下」企業割合
設備投資の動向
設備投資の実施状況 21.2%
来期の設備投資実施予定 13.1%
経営上の問題点(複数回答)
顧客数の減少 63.3%
仕入価格・人件費等の上昇を価格に転嫁困難 51.4%
客単価の低下 37.8%
店舗施設の狭隘・老朽化 12.4%
従業員の確保難 7.7%
後継者難 3.9%
事業資金借入難 2.7%
その他 3.5%
特に問題なし 2.7%
業況判断理由

【香川県】業況:不変(今期)

物価高騰で家計費支出を抑える動きがあり、厳しさに変わりはない。

【北海道】業況:悪化(今期)

閑散期に加えて、燃料費高騰により、採算が悪化している。

【石川県】業況:好転(来期)

来期は春の衣替えのシーズンにあたるので、客数の増加と客単価アップが見込まれる。

【山口県】業況:不変(来期)

来期は売上が伸びる見通しだが、経費がどこまで上昇するか分からない。

共栄産業