年頭所感

(一社)日本産業機械工業会 業務用洗濯機部会

部会長 鈴木 孝則

鈴木部会長

 新年、明けましておめでとうございます。

 日頃より、日本産業機械工業会、業務用洗濯機部会の活動に、ご理解、ご支援を戴き、誠に有難うございます。

 昨年も、コロナ感染症に振り回される一年となりました。第五波を乗り越えても、新種株の流行、諸外国での感染拡大により、自粛対応、移動制限が続き、経済活動は、未だコロナ前への回復ができていないのが現状で、クリーニング業界も厳しい状況が続いている状況かと思います。今後は、医療の進歩で、対策は着実に進んでゆくものと思いますが、今後も慎重な対応が必要となります。

 一方で、世界的な動きとして、脱炭素化社会への関心が高まっています。具体的な数値目標が示され、日本でも具体的な対応を求められています。脱炭素化社会に向け、クリーニング業界でどの様な対応が可能かと云う視点から、業務用洗濯機部会でもCN(カーボンニュートラル)検討委員会を設け、お客様の現場での脱炭素化へのお手伝いができる様、検討を開始しました。簡単に答えの見つかるテーマではありませんので、時間をかけて議論を進めてゆく事になると考えています。委員会では、お客様の実態やご意見をお聴きして、メーカーとしての対応を考えて行く事となりますので、ご協力を戴く事もあろうかとも思いますので、宜しくお願い致します。

 本年も厳しい一年になると予想されますが、ユーザーの皆様や関連団体・機関の方々との連携を図り、業界の発展の為に尽力して行きたいと思っています。

 最後になりましたが、コロナ禍の収束に向けて着実な対策が進み、皆さまが、安全、安心の中で、一層のご活躍とご健勝をお祈り申し上げて、年頭の挨拶とさせて戴きます。

年頭所感

クリーニング書籍