年頭所感

全国クリーニング機械トータルネットワークグループ
(旧全国クリーニング機械中古機ネットワークグループ)

会長 成瀬 久勝

 謹んで新春のお慶び申し上げます。

 2020年は緊急事態宣言も発動され、人生で誰もが経験したことが無い未曽有の一年となりました。

 医療体制確保と経済危機回避のはざまの中、先の見通しだけでなく現在の状況すら正確な把握ができないという事態と毎日向き合わないとならない日々の中、人と人の距離を開け往来を自粛する事で更に情報量も乏しく、社会で働く者にとって精神的にも疲弊する年となりました。

 新しい生活様式の中での日々の生活や働き方の変化だけではなく、仕事に対する考え方すらも変えなくてはならない時代となったことを痛感した一年でした。

 迎えた2021年においても、この状況はしばらく続いていくものと理解したうえで、本年においては昨年苦労したことを一つでも克服し、この状況を逆手に事態を好転させることに努めなくてはならないと、状況打破に向け前向きに取り組む決意を新たにしております。

 ホームクリーニング、リネンサプライ業界においては、昨年のマイナスをプラスに転じるために益々の効率化をはかり新たな商材やサービスを実践し、今までの慣習や営業形態にとらわれることのない挑戦の年として、この状況下での安定した利益体制を早急に再構築する必要があります。

 その為にも当会の参加企業が長年の経験と技術を基に知恵を結集し、その一役として業界への貢献を果たすべく、これからの業界のV字回復の下支えとして努めていく所存であります。

 5.2兆円の市場といわれる洗濯市場は人が衣類を身に纏う以上、簡単に減るものではないという事をベースに、これからも社会に必要とされる業界として2021年は新たなゾーンに踏み出していきたいと決意をあらたにすると同時に、逆況こそ己の真価をいかんなく発揮する最高の舞台と、年頭におきまして気持ちを鼓舞していきたいと思います。

 本年も当会および当会の参加企業をどうぞよろしくお願い申し上げます。

年頭所感

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