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年頭所感

全国クリーニング協議会

会長 野田 直樹

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 年頭にあたり、新年のお慶びを申し上げます。

 昨年一年を改めて振り返って見ますと、日本人によるノーベル賞受賞、五郎丸フィーバーを巻き起こしたラグビーワールドカップナショナルチームの活躍と誇らしくうれしい話題の一方で、「マクドナルド異物混入事件」に始まり「旭化成建材データ改ざん」「東芝の不正会計処理問題」など次々発覚、改めて「ガバナンス」や「コンプライアンス」の欠如は手痛い社会的制裁が加えられ、企業にとって致命的なダメージを被ることになるという教訓的な出来事がありました。

 加えて「五輪エンブレム盗用問題」「新国立競技場のずさんな建設計画」が明るみになり、世論の批判を浴びたものの最終的な責任の所在はうやむやのまま盛り上がった東京五輪熱に水を浴びせる結果となりました。

 さてクリーニング業界にとって本年も昨年同様、様々な不安マイナス要因によって厳しい経営を強いられることが予想され、同時に加速度的な淘汰を伴った業界の大変化が進行することになると思われます。

 単年的には景気や天候の動向、人件費の高騰等気になるものの最も注視しなければならない大きな要因として少子高齢人口減少化問題であり、加えて若年層の価値観の変化にあると考えます。言うまでもなく、逆ピラミッド型の人口構成はマーケットの先細りをはっきり示しています。 しかし、今後取り込むべき若年層の価値観の変化=彼らが何に価値を見出し求めているかのマーケティング力が間違いなく今後の企業の命運を左右し、新たな可能性を見出す最大要因であるといえましょう。

 そこで今、注目すべき点は需要減退傾向の下で素人の大学生が起業したといわれるネットサイトによる宅配営業は、瞬く間に十数億の売上実績を残し、さらに今なお成長し続けているという事実です。 単純な思い付きだったのか緻密なマーケティングの結果なのか定かではありませんが、新たなマーケットを創造したという事実は変わりありません。

 かつて、全協は「競争と協調」…保護や規制ではなく市場原理に委ねてこそ業の発展があり、同時に業の利益のためには共に協調すべき…という普遍的な理念を掲げ、取次店システムという新業態によって隆盛を極めました。 それから半世紀を経て時代、業界の大変化にある今日、今一度「競争と協調」という理念に立ち戻り、さらに組織としての結束を強め、新たな時代のパイオニアとして役割を果たして参ります。どうかさらなるご協力、ご理解をお願いします。





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